基礎断熱時の床下換気について調べました。
基礎断熱の家は1階床下も室内と同空気が存在することになるので、換気を行わないとカビの発生など問題が起きます。
ただ温かさが床下断熱の家に比べ全然違うことを実感しており、基礎断熱を勧める後ろ盾として。
このホームページ「木の香の家」とても参考になります。十分信頼に値します。
https://www.mokusei-kukan.com/message/column/07/05.html
25~30坪の1階の床で通気ガラリ8~10か所(OMソーラーも同程度)をバランスよく配置しているそうです。
見ていくと、新住協に所属しており自社物件は新在来木造工法で建て、床下の空調は何を採用しているかははっきりしません。
新住協は高気密高断熱で業界をリードしている団体。エアコン1台で全館空調もよくやっています。
「床下を積極的に暖房して」とあり、エアコンでは2か月で定常状態になるまでコンクリートを乾燥させるのは困難だと思うので、FF式暖房機を入れているか?
こちら床下結露の記事、これも参考になります。日経ホームビルダー
https://tech.nikkeibp.co.jp/kn/atcl/bldcolumn/15/00037/092700001/
要は、気密と換気がいかに重要かということ。
こちら基礎断熱にネガティブ派。住まいの水先案内人
http://www.ads-network.co.jp/dannetu-keturo/yobitisiki-07.htm
やはり、換気が大事ということ。
問題は、1)完成後間もないコンクリートは乾ききっていない(→乾かす)
2)換気がきちんととれていない(→換気する)
3)断熱気密がきちんとできていない(→熱橋、隙間に注意する)
3)はとにかくきちんとやるしかなく、ガラリ配置(換気経路)も的確にした上で
換気システムの検討
・そよ風2:MAX600m3/h(約120万円?※)
1)コンクリートの乾燥:冬完璧、夏は他手法の検討が必要(自然対流で間に合うか?)
2)床下換気:給気量が圧倒的に多く安心
https://www.kankyosouki.co.jp/whatssoyokaze/wayofthinking/sikumi/
・そよ換気:MAX250m3/h(2016年、商品金額税込40万円購入履歴あり)
1)コンクリートの乾燥:冬はOK、夏は他手法の検討が必要(自然対流で間に合うか?)
2)床下換気:同上
https://www.kankyosouki.co.jp/whatssoyokaze/soyokanki/
・床やさんor床やさんスリム:60m3/h(3台で約6.5万円+吹き出し口約3.5万円=約10万円)
1)コンクリートの乾燥:3台入れればそれなりに行けそう(24時間運転?)
2)床下換気:同上
https://www.kankyosouki.co.jp/products/yukasitakankifan/
・給排気カウンターアローファン:MAX300m3/h ←個人的に一度トライしてみたいこと
そよ風同様に屋根面の暖気を床下に送るダクトを設置し、途中にこのファンを仕込む。
1)コンクリートの乾燥:冬晴れた日は朝から給気スイッチON、日没前にOFF。
夏は24時間排気?(冷房した空気を床下に引っ張ってから排出することは床下結露につながる?)
2)床下換気:同上
https://www.mitsubishielectric.co.jp/ldg/wink/ssl/displayProduct.do?pid=157933&ccd=1040121710
これまでの経験での感覚的な話になるが、目的が床下換気だけであれば、床やさん2~3台を適切に配置できれば大丈夫と思われる。
市販のファンでいいのを探し出せればもっと安くできるだろうし、サーキュレーターで床下空気を攪拌するというアイデアも?
換気ガラリも8~10ヶ所でよさそう。OMソーラーでは吹き出しの風速1m/sを目安にしているが、それは600m3/hの風量に対して。
それより風量が少ないならそれで十分なはずで、かつ自然対流に対しては多ければ多いだけいいことになる。
+α(暖房)はどこまで求めるか。
※ちなみに、そよ換気のページに「そよ風2の約1/3の導入費用」とあるので、そよ風2は約120万円?としました。