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「グリーンブック」鑑賞

「グリーンブック」とても興味深く観ました。今年度オスカー作品賞受賞作品。

上流階級に生きるアフリカ系黒人天才ピアニスト・シャーリーと、労働者階級のイタリア系白人ここではドライバー・トニーのロードムービー。

監督はインタビューで、話しお互いを知れば人は分かりあえるという希望を描いたと、そんなことをもっとスマートに言ってました。

 

正にそういう映画ですが、私が感情移入してしまうのがシャーリーという人物で、個人の努力では消化しきれない様々なギャップを抱え、苦悩しつつ生きることに思い巡らせずにはいられなかったです。

学んだクラシックではなく、ジャズのピアニストである葛藤。教養があり洗練され敬意を集める人間でありながら差別される現実。黒人であること、黒人差別が当然であること。

南部でコンサートをするのは差別と闘っているようで、白人社会にも黒人社会にも溶け込めない自分の居場所を探しているようだった。

 

ぱっと思いついたのがマイノリティという言葉。どんな世の中もマイノリティは生き難い。しかしそこに生きる人は必ずいる。

行動して自分の居場所を探す旅こそが人生だろうか?

映画の中のシャーリーは小さな居場所を見つけていた。