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納まり

先輩の現場の細かい納まりのブログを読んでいたら、自分も詳細を考えるのがやっぱり好きだと自覚し、巡り巡って自宅の本棚のことを思い出し、工務店とのやりとりが残ってるのではないかと図面を開いてみた。

あれ?簡単な展開図しかないな。出来上がった写真と並べると

違いは、1)温風暖房機部分に棚がなく、2)本棚背後がシナべニアで、3)中段が固定で、4)分かりにくいけど本棚中央の方立が2重であること。

1)これは、暖房機前でよくないと言うので譲った。が、暖房機は使ってないので数年後に足した。

2)断面図に張るよう指示してあった。

3)中段で固定しないと棚を組み立てるのが難しいので固定させてほしい。そういうもの?シナべニアを張れば固まると思うけど…。

4)2重なのは本棚が左右で2つだから。2つ作って並べてるから。

 

この方立が2重になるのがどうしても嫌だったので、中段を固定するなら中方立1枚で(1つの本棚として)造れるのでは?と監督に言ったら、

背板のシナべニアを上手く張れない、と言い、本当?と思って組み立て手順まで説明して1枚でとお願いしたが、う~んと唸ってばかりで埒が明かず、仕方なく譲歩した。

 

ここまで書いて、冒頭に書いた詳細を考えるのが好きの説明になってないことに気付く。あはははは。

いや、シナべニアの張り方で説得力のある主張をしたと記憶していたのだけれど、筋の通ったストーリーにならない。

 

この工務店、その後お世話になったので内情が分かる。自分も成長して現場力もついたし。

今になって考えてみると担当した大工が本当に几帳面な性格だったので、既存の歪みもある壁に間口いっぱいの本棚を1体で造り付けると精度が確保できず返って納まりが悪くなり、2体で調整し据え付けた方がきちんと納まる、と考えたと想像できる。事実、間口いっぱい本当にきれいに納まっている。

監督は大工の言うことを代弁しようとしたのだろうが、1体で造ると手間も掛かるし、つまりは2体で造らせてもらえるよう説得すればいいと押してきた、ということだろう。初めからロジックになっていなかったのだから、こちらが説得のしようもなかったのだ。

 

物分かりが良過ぎて、押しに弱い。折角面白い詳細(納まり)を一生懸命考えても(この場合はそんな大層なものじゃないけれど)、あっさり譲ったんじゃダメと反省。

一方で、そのこだわりにどれだけの意味が?手間が掛かる掛からないで片付けられたくはないけれど。