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耐震補強の費用対効果

耐震補強のメリット
木造住宅の耐震診断・耐震補強設計・補強工事の勘所 佐久間順三著より引用

「木造住宅の耐震診断/耐震補強設計/補強工事の勘所」佐久間順三氏著の中で、耐震補強の費用対効果について興味深い内容が書かれているので紹介したい。

 

耐震補強工事を行うことによるメリットとして3つを挙げている。

 

 1)人命が助かる:

 

 間違いない。これが本来の目的、達成できなければ耐震補強したとは言えない訳で。

 

2)改修費用を低減できる:

 

 ここがはっきりしない。地震時に建物が損傷を受けたとしても、その後の改修費用が少なくて済む。補強工事に費やしたコスト以上の効果を見込めるという。 

 著者の事務所が実際に行った耐震診断、耐震補強設計、補強工事を行った13例から、同じ建物で補強前と補強後に自信が発生した場合に、建物がどのくらい損傷するかを時刻応答解析により算出(最大速度50kine程度の地震を想定)。 被害の度合いに応じて、元通りに改修するための費用を試算*。すると

 

耐震補強の費用対効果
木造住宅の耐震診断・耐震補強設計・補強工事の勘所 佐久間順三著より引用

 

 

 平均値で耐震改修を行った場合はしない場合の「約1/4」となったそうだ。単純に床面積120㎡の住宅とすると、地震後の改修費は「耐震補強+改修」494万円、「耐震補強無+改修」1946万円。地震後「494万円で住める」「1946万円掛ければ元の家に住める」…リアリティを感じる。

*途中の詳細な計算は見ても分からず説明できないので、そのページをそのまま紹介。

 

3)地震後に自宅での生活を継続できる:

 

 これは大きい。建物が倒壊してしまうと、避難所で生活を送らなければならない。プライバシーなどがない環境での生活はストレスがたまり、体調を崩し、最悪死に至る事例が過去の震災でも多く発生。耐震補強をしておけば自宅でそのまま生活できるので、肉体的にも精神的にも過酷な状況に陥ることを防げる。

 

 

という訳で、備えあれば憂いなし。

 

 

まずは自分で耐震診断

 

http://www.kenchiku-bosai.or.jp/seismic-2/耐震診断·耐震改修とは%ef%bc%9f/木造住宅%ef%bc%88居住者%ef%bc%89/誰でもできるわが家の耐震診断/

 

耐震補強に関心を!

耐震補強の費用対効果の試算
木造住宅の耐震診断・耐震補強設計・補強工事の勘所 佐久間順三著より引用