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「DON'T WORRY, HE WON'T GET FAR ON FOOT」鑑賞

ジョン・キャラハンという風刺漫画家の自伝をもとにした、なかなかいい映画。

 

何がいいかというと、まず、主人公が無名なところがいい。

有名な人の伝記は英雄像が前提になっていて、格好良くするかそんなでもないよとなるか。世の中には無名な人生の方が多いし、そういう人生が普通にハッピーであることが描かれているようで良かった。日本で無名なだけで、アメリカでの受け取り方は違っているか。

 

次に、アルコール依存症を克服するセミナーが一見うさん臭くも健全なところがいい。

主宰するジョナ・ヒルはとても裕福な出で立ちで、セミナー運営で稼いだのか、内容も怪しい宗教じゃないのかと観ている側に疑念を抱かせる。セミナーのステップが進むにつれ、回復まできちんと体系づけられていることが感じられ、抑制のきいた話ぶりに信頼に値する人物と判って、彼の人柄にも感動がある。

調べると、日本ではこの活動に行き当たった。

http://aajapan.org/introduction/

この辺り、とても興味深い。

http://aajapan.org/12steps/

これまた有名な活動のようなので、アメリカ人には最初から違って見えているだろうが。

 

そのステップで、自動車事故を起こし車椅子生活を強いたジャック・ブラックに会って話すシーンがとてもよかった。でも、具体的な会話を思い出したいのに、もう思い出せない(そういうことってなんと多いことか…、ボーッと生きてる証拠)。

赦し許される関係。

 

ロビン・ウイリアムスがホアキン・フェニックスに重なって見えた。