かれこれ一月前「デザインミュージアムをつくろう!キックオフ公開会議」に行ってきました。
優秀な高校の先輩がこの会議の主催者で、誘われて参加することに。
気後れすると伝えたら、そもそもデザインミュージアムは必要なのかという議論から丁寧に積み上げる、先輩自身もデザインで何がしたいのか探してるとのことで、自分のようなデザインコンプレックス持ちが参加しても面白いかもと思い直したので。
世界各国にはデザインミュージアムがあって、日本にないのは寂しい。
ハイアラーキーなデザインを扱うミュージアムをつくろうという呼びかけ。
身の回りのもの、街は全てデザインされているという現実がある。(佐藤氏)
要素の並べ替えや整理といった単純な行為ではなく、キュレーションによってデザインを紐解く試み。例えばアイデアという切り口はどうか。(田根氏)
皮をなめすために石器のエッジを鋭利な形に加工した、このアイデアはデザインだ。(田根氏)
有意義な話はたくさんあったはずなんだけど、どうしても庶民にとってという方に意識は流れ、上層のデザイン論は自分の問題として俎上に上がってこない。寂しいやら、悲しいやら。
日本語の「設計」を格好良く言い直したものが「デザイン」(中村氏)
これが一番しっくりきた。「デザイン」は苦手でも「設計」は得意なはず。
仕事のことでヒアリングされると必ず聞かれるのが「ベストなクライアント像」。
それに対する明確な解答を「設計」という観点からもう一度考えてみよう。
デザインコンプレックスを払拭するために。