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アクリル板を透かして見ると

破損したポストの上げ下げ蓋を購入しようと、工務店に勤めていた頃付き合いのあった金物屋に久しぶりに寄った。

 

ご主人は不在で、おかみさんは私が誰だったかは不明瞭な感じながら、懐かしい顔を見る表情で迎えてくれた。失礼ながら退社時挨拶しなかった。何とかやってますと自営の名刺を渡すと、要件についてはご主人が返ったら連絡しますとそこそこに、お互いに最近の様子をしばらく立ち話。必然的にその工務店の話になり、社長に酷くどやされると父親である会長が愚痴をこぼしていって心配だとか、私がいた頃もたまにそんなことがあったが他所でこぼすとはどうしたんだろうとか、家族経営あるある、歳も取るよあるある。また寄りますと辞した。

 

家に戻って間もなくご主人から電話が鳴り、懐かしい、会えたらお茶でも飲んだのにと有り難い挨拶から、奴ら(メーカー)はパーツで売るような気の利いた事はしない、ポリカは手に入るので切ってあげるし、取手を探してくれば取り付けまで手伝うよ、と。

 

だったらホームセンターで買って自分で加工してみるか。アクリル板(ポリカより耐候性がいいらしい)を加工したことがなかったのでDIYに億劫で、製品の購入となればこれを機に金物屋に顔を出せると思ってのことだったけれど。

アクリル板は何ミリの厚みのものが適しているか思案し、アクリルカッターに取手も購入してトライ(アクリル板ってガラスと同様けがいて割るのね)。ドリルで孔開け、長すぎる取手のネジも金切鋸で短く切って程なく完成。

 

そして思ったのが、ホームセンター全盛の今日、今度その金物屋には何の用で行くのだろうと。

 

 

それから数日後、何の前触れもなく千葉県警察本部交通部駐車対策センターから「この封筒が届く前に納付された方は、行き違いですので御容赦ください。」と表書きされた封書が届いた。???

駐禁取られるようなところに車を置いた記憶はなく、何かの間違い???しかし確かに私宛。

 

ざわつく気持ちを落ち着け、封を開ける。根拠を探すと弁明通知書(?)なるものに違反金15,000円!!!と場所が記載されていて、もしやと思いつつグーグルマップで検索すると、まさにその金物屋の前だった。

駐車禁止についても調べてみる。要は、駐車禁止の場所に止めて離れてしまえば一瞬であっても駐禁を取られるようで、そういう法をどうのこうの言えたもんじゃないので飲むしかない。出頭しなければ減点もない(ゴールド免許だし)。

 

それにしても、貼り紙もなかった。この封書が届く前にどう納付するのかも分からない。詐欺と同様の手口(いや詐欺が同様と言うべきか)。駐禁写真の撮影を虎視眈々と狙う監視員の心理は、スカートの中を盗撮する者と同様?まるで非国民と密告され秘密警察に処罰された気分。社会は抜け目なく恐ろしい。

 

釈然としない気持ちの整理にもう少し都合よく考えよう。

多分、これは件の工務店の呪い、近付くなという警告(笑)。

 

亡くなった父が、所得税を結構な額の遅延金と共に支払った際に言い放ったのが「寄付した」だった(笑)。

この際、駐禁の違反金納付を寄付と言い換えてみる?(笑)